「もう限界かも…」そう感じながらも、毎日介護の仕事を続けていませんか?優しくしたいのにイライラが抑えられず、自己嫌悪でさらに苦しくなる――そんな悩みを抱えるあなたへ。
この記事では、介護職を辞めたいと思う理由やサイン、そしてその後の選択肢まで、リアルな視点でお伝えします。
介護を辞めたいほどイライラする理由とは
介護職がイライラする理由と限界を感じる背景
介護の現場で働いていると、「なんでこんなにイライラしてるんだろう…」と自分でも驚く瞬間があります。それには、いくつか明確な理由があるんです。
まず、人手不足と業務量のアンバランス。介護職って、食事・排泄・入浴・記録・送迎などやることがとにかく多いんですよね。しかもそれを少人数で回しているので、常に時間に追われる状態。焦る→失敗する→怒られる→もっと焦る、の無限ループになりがちです。
次に、感情を出せない環境も大きな要因です。利用者さんに対しては「優しく丁寧に」が基本。でもどれだけ疲れていても、どれだけ理不尽なことがあっても、それを顔に出せない。感情のふたをずっと閉め続けていると、ある日いきなり限界がきます。
私も特養で働いていた頃、夜勤明けでヘロヘロなのに、利用者さんから「まだ寝てたの?怠け者だねぇ」と言われて…正直、心の中で叫びました。「こっちはずっと働きっぱなしなんだよ…」って。その後トイレ誘導してる時に、自分のイライラが手の動きに出てしまったこともあります。あの時の反省は今でも覚えています。
ほんとに、優しさと忍耐を求められ続ける職場だからこそ、気づかないうちに心が削られていくんですよね。
イライラによる自己嫌悪に陥る原因
介護の現場でイライラが募ってくると、次に襲ってくるのが“自己嫌悪”です。なぜなら、「自分が思ってた介護士像」と「今の自分」がズレてくるからなんです。
多くの人がこの仕事を選ぶとき、「誰かの役に立ちたい」「優しい気持ちで接したい」と思って始めたはず。なのに、現場に出ると時間に追われて冷たくなってしまったり、イライラを態度に出してしまったり…。そんな自分にがっかりして、「こんなはずじゃなかったのに」と落ち込む。
前述の通り、私も夜勤明けのミスが続いた時期、「もう自分には向いてないんじゃないか」って本気で思ってました。先輩に当たりが強くなった自分がイヤでたまらなかったんですよね。
しかも、こういう自己嫌悪は休んでも回復しにくいのが特徴です。理由は単純で、「根本的な環境」が変わっていないから。睡眠を取っても、戻ったらまた同じ負担・同じストレスが待ってる。これじゃ、どんなにメンタルが強い人でも持ちません。
「やる気ない」って思われてた自分が、今は“誰かの役に立ててる”って思えるようになった──そんなふうに思えるようになるには、感情のメンテナンスも、働き方の見直しも、どちらも必要なんです。
介護を辞めたいほどのイライラが限界に達した時のサイン
介護職が退職を考え始める前兆とは
介護職を辞めようと決断する前には、いくつかの“前兆”が必ずあります。小さな違和感から始まって、それが毎日の中で積み重なっていくんです。
最初のサインは、「朝、職場に行くのがつらい」と感じること。単なる疲れとは違って、体調は悪くないのに、ベッドから起き上がるのに時間がかかる。これ、意外と見逃されがちなんですけど、メンタルが静かにSOSを出してる状態なんです。
次に、勤務中の自分が“ロボットみたい”に感じ始めたら危険信号です。本来、相手の表情に寄り添ったり、空気を読んで動くのが介護職。でも「考える余裕もない」「こなすだけで精一杯」という状態が続くと、いつの間にか感情のアンテナが鈍っていきます。
私自身も、最初は「自分に合ってる仕事かも」って思ってたんですよ。でも2年目の終わりごろには、記録を打ち込む手が止まることが増えました。「今日の俺、なんか冷たいな」って思うことが何度もあって。仕事に“心”を入れる余裕がなくなると、一気に限界が近づきます。
ほんの少し生活に余裕ができただけで、心まで軽くなりました──これは退職後にようやく気づけたことでした。現場にいるときは、「しんどい」が当たり前になってて、気づけなかったんですよね。
50代で介護職を辞めたくなる現実
50代という年代は、介護職にとって大きなターニングポイントになりやすいです。理由は明確で、体力的なきつさと将来への不安が一気に押し寄せてくるからです。
夜勤の回数が多くなると、身体の疲れが翌日に残りやすくなりますし、腰や関節にも慢性的な痛みが出始めます。20代・30代の頃と同じ動きができないことに気づいたとき、「これ、あと10年続けられるかな…」という不安が現実味を帯びてきます。
さらに、50代の介護士にとって悩ましいのが“キャリアの頭打ち感”です。資格を取っても役職がつくとは限らないし、給料も急に上がるわけじゃない。努力のわりに報われない感覚があるんです。
前述の通り、私は30代で退職しましたが、同じ施設で50代の先輩がこぼしていた言葉が忘れられません。「若い頃は無理がきいたけど、もう自分の体に自信がない」って。それを聞いた時、「自分も将来こうなるのかな…」とゾッとしました。
もうあの頃みたいな“詰み感”には戻りたくないです。だからこそ、50代で「辞めたい」と思うのは自然なことだと思っています。無理をし続けることが正解ではないし、自分の体と心を守る選択も立派な決断です。
介護の仕事でイライラしても続けるべきか
介護で優しくできない時の乗り越え方
どれだけ「優しく接したい」と思っていても、現場ではその気持ちが空回りしてしまうことがあります。自分でもびっくりするくらい冷たい対応をしてしまったとき、落ち込んでしまうのは当然のことです。
でも、それはあなたが“向いていない”からではありません。むしろ、優しくできない自分に気づいて悩める人は、本当はとても誠実なんです。
介護の仕事では「心の余裕」が直接、態度に出やすいです。休憩も取れず、次から次へと業務に追われていれば、気持ちの余裕なんてなくなって当然です。怒りっぽくなったり、表情が険しくなるのは、“その場のあなた”が苦しいから。根本はあなたの人間性じゃなくて、環境とコンディションです。
私も現場時代、「なんであんな言い方しちゃったんだろう…」ってあとから何度も反省してました。特に夜勤明けなんかは、ちょっとしたことでもイラッとしてしまって。それなのに「もっと優しくしなきゃ」って自分を責めるから、どんどん負のスパイラルにはまっていったんですよね。
時間がない人ほど、この方法の価値がわかると思います。自分を責めるよりも、「今、優しくできない理由」を客観的に見つめて、どうすれば気持ちが整うのかを考えることが、乗り越える第一歩になります。
介護職に向いていない人の特徴とは
「もしかして自分、介護に向いてないのかも…」
そんなふうに感じる瞬間があると、自己否定のスイッチが入ってしまう方も多いです。でも、介護職に“絶対的な適性”なんてないんです。あえて言うなら、「向いていない」と言われやすい特徴はある、というだけです。
例えば、自分のペースで仕事をしたい人には、介護職はしんどく感じやすいです。介護現場は“相手軸”で動くので、突発対応やスケジュールのずれが日常茶飯事。それにストレスを感じやすい人は、長く続けるのが難しくなることがあります。
また、感情を内に溜め込みやすい人も注意が必要です。介護の仕事では感情労働の比重が大きいため、嫌なことがあってもそれを我慢し続けると、ある日一気に爆発してしまうことがあるんです。
私自身は、内向的で自分の感情を言葉にするのが苦手でした。だから先輩に相談できず、一人で抱え込んでしまって、結果的にパンクした感じでしたね。「もっとオープンに話せればよかったな」って、今なら思います。
最初は自分にもできるなんて思ってなかったんですよね。
でも、“向いているかどうか”よりも、“どう環境と向き合うか”の方が大事だって気づいてから、流れが変わりました。向いていない特徴に当てはまったとしても、改善できることはたくさんあるんです。
⭐️⭐️⭐️
今はライティングの仕事をメインでやっています。
介護士の経験を活かしたり、他にも興味があるものや、過去に少しだけ経験がしたことがあるものなんかを。
もちろん勉強にもなるんですけど、AIを使っているので、難しい話も伝わりやすい文章にもできるし、とにかくとても楽しいです。
介護士の仕事をしていた時よりも、金銭的にも時間的にもだいぶ余裕が持てる様になりました。
⭐️⭐️⭐️
介護職を辞めたい気持ちは甘えなのか?周囲の目との向き合い方
自分を責めすぎないための視点
介護の仕事をしていると、「あんな言い方、しなきゃよかった」とか「もっと上手に対応できたはずなのに」と、自分を責めてしまう瞬間が増えてきます。
でも、それはあなたの“人間性”がダメなんじゃなくて、“環境”が厳しすぎるだけかもしれません。
まず大事なのは、「完璧を求めない視点」を持つことです。介護の現場には、正解がありません。相手によってベストな対応は変わるし、昨日うまくいった方法が、今日は通じないことだってあります。それを毎回「失敗だった」と思っていたら、心が持ちません。
私も現場にいた頃、毎日のように反省ノートを書いてました。でもある日ふと、「反省しかしてないな…」って気づいたんです。成長できてる実感がなくて、ただ自分のダメ出しばかりしてる。
そんなとき、別の先輩がこう言ってくれたんです。「それ“気づけてる”時点で十分優しいよ」って。あの一言で、自分に対する見方が変わりました。
「やる気ない」って思われてた自分が、今は“誰かの役に立ててる”って思えるようになった──
それは、あの頃の自分がたくさん悩んで、立ち止まって、でもやめなかったからだと思ってます。
だから、今日うまくいかなかった自分も、ちゃんと認めてあげてください。失敗しても、自分を責めるのではなく、「次どうするか」を考えられる視点が、あなたを支えてくれます。
そしてもし、今いる環境がそれを許してくれないなら、環境を見直すことも大切な選択です。責めるより、守ること。これからは、その視点で動いてもいいんです。
介護職を辞めてよかった人の行動と気づき
辞めた後に選べる新しい選択肢
介護職を辞める=人生の終わり、ではありません。むしろ、それは「次のステージを選べるチャンス」になることもあります。辞めた後にどんな選択肢があるのか、知っておくことは心の支えになります。
まずは、福祉系の知識を活かした異業種への転職です。たとえば、介護福祉士の経験を活かして福祉用具の営業職や、ケアマネージャーの事務サポートなどへ移る人もいます。現場経験があることで「利用者視点がわかる人」として重宝される場面も多いです。
もうひとつは、副業・フリーランスという働き方。私もこの道に進みました。現場を離れたあと、最初は小さな案件からでしたが、介護の知識がそのまま記事作成や講座コンテンツに役立ったんです。「文章なんて苦手だったのに…」って今でも思うことあります。でも、AIを使い始めて、文章でこんなに稼げるなんて、想像もしませんでした。
さらに、一時的に「休む」ことも立派な選択肢です。心と体を回復させる時間を取ることで、次に何をやりたいかが見えてくることもあります。「立ち止まること=後退」ではなく、むしろ“見直すための前進”だと私は思っています。
もうあの頃みたいな“詰み感”には戻りたくないです。だからこそ、介護職を離れたあとに広がる選択肢を知っておいてほしい。辞めることは失敗じゃないし、自分を立て直すためのステップでもあるんです。未来は、いくらでも自分でつくっていけます。
まとめ
介護の現場で感じるイライラや自己嫌悪、「もう限界かも」と思う気持ちは、あなただけのものではありません。多くの人が同じように悩み、苦しみながらも、その先の選択肢を見つけています。大切なのは、自分を責めるのではなく、「今のままで本当にいいのか」と問い直すこと。辞めることも、環境を変えることも、“逃げ”ではなく“守り”です。今のあなたの気持ちが、次の一歩につながるヒントになるかもしれません。
自分は、「もう無理かも」って思ってた側の人間です。
でも、ほんの少しやり方を変えて、未経験だったライターの副業を始めたんです。
そこから少しずつ前進することができて、今は“自分の未来に選択肢”が持てるようになりました。
特に文章が得意とかだったわけではないんです!正直たまたま手に取ったのがそれだった。
そしてそれを手放さずに続けただけなんです。
最初にやったこと、テンプレにまとめてあります。
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