「もう限界かもしれない…」そんな思いを抱えながら、今日も現場に立っていませんか?介護職は“人のため”に頑張るほど、自分の心が削れていく仕事でもあります。私自身も、あの頃は笑えなくなっていました。
この記事では、同じように悩むあなたが少しでも軽くなれるよう、リアルな視点で「原因」と「抜け出すヒント」をお伝えします。
介護職でメンタルやられる人が急増する理由
介護職で心が折れる人が多い理由
介護職は、「人のために働いている」という誇りを持ちやすい反面、自分自身のケアが後回しになりがちです。心が折れてしまう人が多いのは、そのギャップが日常的に積み重なるからだと感じています。
私が現場で働いていた頃も、「ありがとう」の言葉に救われる日もあれば、理不尽なクレームや暴言に心を削られることもありました。
最初は気にならなくても、3ヶ月、半年と続くうちに「なんのためにやってるんだろう」って、ふと立ち止まってしまうんです。
ほんの些細なことでも、繰り返されると“感情の摩耗”につながります。
たとえば、夜勤明けに休憩すら取れない日が続くと、「体力がないからつらい」じゃなくて「自分が弱いから耐えられないのか」と、自分を責めてしまう人が本当に多いです。
「やる気ない」って思われてた自分が、今は“誰かの役に立ててる”って思えるようになった
私は今でこそライターですが、あの頃の自分に声をかけられるなら「あなたは弱いんじゃなくて、構造が過酷すぎるだけ」と伝えたいと思います。
ストレスの限界に気づくサインとは
ストレスって、目に見えないぶん気づいたときには“手遅れ寸前”になっていることもあります。だからこそ、限界サインを早めに知っておくことが大切です。
たとえば、勤務中に「急に涙が出そうになる」「自分の声が小さくなる」「時計ばかり見ている」といった変化があったら、かなり赤信号に近い状態です。
私も、無理して働いていたときは「夜勤が怖い」「勤務表を見た瞬間に吐き気がする」と感じていました。今振り返ると、あれが限界のサインだったんですよね。
前述の通り、こういったメンタルサインは外からは見えにくいものです。だから周囲も気づきづらい。
それがさらに「自分が甘えているだけなのでは?」という自己否定を生み、悪循環に陥ってしまいます。
もうあの頃みたいな“詰み感”には戻りたくないです
身体の不調よりも、感情の麻痺こそが危険なサイン。
「笑えなくなった」と感じたら、それは休むべき理由として十分すぎるんです。
知恵袋に見るリアルな悩みと声
「介護職 辞めたい」「夜勤が怖い」「メンタル崩壊しそう」――こういったキーワードで検索すると、知恵袋やSNSには山のようなリアルな声が出てきます。
どの投稿を見ても共通しているのが、「誰にも相談できず、限界まで我慢してしまった」という点です。
実際に、ある知恵袋では「夜勤明けに泣きながらロッカーでうずくまっていたけど誰も気づかなかった」といった投稿がありました。
こういう声を見ると、悩んでいるのは自分だけじゃないことに気づけます。
逆に言えば、職場内でメンタルが削られている人がいても、誰にも気づかれずに表面化しないことが多いということです。
最初は自分にもできるなんて思ってなかったんですよね
私自身も、知恵袋で「こんなに同じ悩みの人がいるのか」と知ったことで、心が少し軽くなったのを覚えています。
文字の投稿であっても、他人の経験には「共感」と「安心」が宿るんです。
そしてそれが、「抜け出す一歩」になることもあると思っています。
介護職でメンタルやられる原因を解明
介護職がうつ病を招きやすい職場環境
介護職がうつ病を発症しやすい背景には、職場環境の構造的な問題があります。「忙しい」だけならまだしも、「助けを求めても無視される」「自分だけ責められる」「休むと罪悪感を抱く」――そんな空気が蔓延している現場が、本当に多いんです。
私が働いていた施設でも、「大丈夫ですか?」と聞かれることはあっても、「無理しないでくださいね」と言ってくれる人はほとんどいませんでした。
気づけば、“体調不良=迷惑”という空気が当たり前になっていて、誰も弱音を吐けなくなっていたんですよね。
こういった職場では、「頑張り続けることが正義」になってしまい、自分の気持ちを無視して働き続けた結果、メンタルが崩れてしまう人が後を絶ちません。
ほんの少し生活に余裕ができただけで、心まで軽くなりました
物理的な忙しさよりも、「助けを求められない空気」「休めない心理的圧力」の方が、人を一番追い詰めると思っています。
環境は、頑張り屋さんほど壊れやすくする――それが、うつ病の温床になってしまうんです。
介護職のバーンアウトとは何か?
バーンアウトとは、いわゆる「燃え尽き症候群」のこと。やる気も責任感もあった人が、ある日突然、糸が切れたように無気力になる状態を指します。
介護の仕事では「感情労働」が多いため、自分の感情を押し殺しながら、相手に寄り添い続けなければいけません。これが続くと、「自分は空っぽになった」と感じるようになります。
私も一時期、帰り道で泣くことが増えていました。
怒られたわけでもないし、ミスしたわけでもない。ただ、ふとした瞬間に「あ、もう無理かもしれない」と思ってしまうんです。
時間がない人ほど、この方法の価値がわかると思います
バーンアウトは、頑張った人ほど陥りやすい落とし穴です。
だからこそ、「頑張らない工夫」や「無理しない選択肢」を自分の中に持っておくことが、本当に大事なんです。
メンタルを壊しやすい職場の特徴とは
メンタルを壊しやすい職場には、いくつかの共通点があります。
特に多いのが、「感情の否定」「役割の押しつけ」「コミュニケーションの不在」の3つです。
たとえば、ミスをしてもフォローがなく、ひたすら責められる。あるいは、やりたくない業務を無言で回される。
そんな小さなことの積み重ねが、気づけば「ここにいるだけで苦しい」状態をつくってしまいます。
前述の通り、問題は業務量よりも“空気”や“関係性”にあります。
理不尽さを感じても声を上げられない、話を聞いてもらえない――そんな状態が続くと、「自分が悪いのかな」と思い込んでしまうんです。
最初は自分にもできるなんて思ってなかったんですよね
環境が人をつくる、とよく言われますが、介護職では“潰れる人を生む環境”もたしかに存在します。
だからこそ、自分を守るための視点は、現場でこそ必要なんです。
介護職でメンタルやられる前にできる対策
メンタル不調を防ぐストレスチェックの活用法
介護現場で働いていると、「どこまでが疲れで、どこからがメンタル不調なのか」が分かりづらくなってきます。そんなときこそ、ストレスチェックを“自分の内側を見直すツール”として活用してほしいんです。
職場によっては法定のストレスチェックが年1回実施されますが、それだけでは正直足りません。
そこで私は、無料で使えるセルフチェックツール(厚労省の「こころの耳」など)を定期的に活用していました。数値化されると、「今の自分、思ってたよりしんどいんだな」って客観視できるんですよね。
最初は自分にもできるなんて思ってなかったんですよね
ストレスチェックのポイントは、“結果を見る”より“変化に気づく”ことです。
「2週間前よりイライラが増えた」「寝つきが悪くなった」など、小さな変化を見逃さないことが、深刻な状態になる前の防波堤になります。
便利なツールはいろいろありますが、何より大事なのは「チェックして終わり」にしないこと。気づいた変化に対して、自分で“何か一つ変える”アクションを取る。それが、心を守る第一歩になります。
メンタルケアを実践するための習慣
介護職にとって、日々のメンタルケアは“贅沢な時間”ではなく“必須のメンテナンス”です。
とはいえ、長時間勤務や夜勤の合間に何かを始めるのは現実的ではない。だからこそ、「習慣」に落とし込むことが大事なんです。
私がやっていたのは、ほんの小さなことでした。
夜勤明けにコンビニのカフェラテを買う。
スマホのメモ帳に「今日がんばれたこと」を3行だけ書く。
誰にも送らないLINEに、今日のモヤモヤをつぶやく。
「やる気ない」って思われてた自分が、今は“誰かの役に立ててる”って思えるようになった
こういう“自分の気持ちを可視化する時間”が、思った以上に心を整えてくれるんです。
ストレスは、溜まるから苦しいのではなく、「言葉にできないまま放置する」ことでどんどん苦しくなるんだと実感しました。
メンタルケアは、立派な自己投資です。
大げさなことでなくていい。
“自分が少しでもホッとできる時間”を、1日のどこかに差し込むこと。それだけで、明日の心の余白は変わってきます。
⭐️⭐️⭐️
今はライティングの仕事をメインでやっています。
介護士の経験を活かしたり、他にも興味があるものや、過去に少しだけ経験がしたことがあるものなんかを。
もちろん勉強にもなるんですけど、AIを使っているので、難しい話も伝わりやすい文章にもできるし、とにかくとても楽しいです。
介護士の仕事をしていた時よりも、金銭的にも時間的にもだいぶ余裕が持てる様になりました。
⭐️⭐️⭐️
介護職でメンタルやられる前に考えたい選択肢
うつ病で退職した人が語る“辞めてよかった”理由
うつ病を理由に退職することに、強い罪悪感や不安を感じる人は少なくありません。でも実際に辞めた人の多くが、「もっと早く決断すればよかった」と語っています。
介護職は、心をすり減らす前に決断できるかどうかが大切です。私も当時、退職するまでは「甘えかもしれない」「迷惑をかけたらどうしよう」と悩み続けていました。ただ、限界を超えてからでは、回復にも時間がかかってしまうんです。
知り合いの元同僚も、うつ病で退職したあと、「初めて自分の気持ちを大事にできた」と言っていました。家族との会話が増えたり、趣味に時間を使えたり、生活の中に“自分のための余白”が戻ってきたそうです。
もうあの頃みたいな“詰み感”には戻りたくないです
退職=逃げではありません。それは、回復のための「勇気ある一歩」です。
職場を離れたからこそ気づけることもたくさんありますし、時間と心の余裕が戻ってくることで、選択肢が広がる感覚も味わえます。
「辞めてよかった」と感じた人たちは、皆一様に“自分を大切にすることの価値”を知った人たちです。
介護の仕事を続けることが全てではなく、「続けられる自分でいられるかどうか」のほうが、ずっと大切なんだと感じます。
親の介護でメンタルやられる背景と対処法
親の介護が心を壊す理由とは?
親の介護は、他人の介護とはまったく違う重さがあります。それは「感情」が乗っかってくるからです。
仕事としての介護は、「役割」で割り切ることもできます。でも、親となると「恩返ししなきゃ」「自分がやらなきゃ」という義務感が強くなりすぎて、自分の限界を超えてしまう人が少なくありません。
私の知人にも、仕事をしながら親の介護を続けていた方がいました。日中は施設で働き、夜は実家で排泄介助。自分のことを後回しにする生活が続き、ある日「自分が消えてしまいそう」と泣き崩れたそうです。
最初は自分にもできるなんて思ってなかったんですよね
親の介護は、身体よりも“心の持ちよう”が本当につらいんです。
「こんなふうに思う自分が冷たいのかな」と自己否定に陥る人も多く、誰にも言えないストレスが積もっていきます。
だからこそ、親の介護は「一人で抱えない設計」が必要です。気持ちを言葉にできる場所、自分が壊れないための選択肢。それらを意識的に作っておかないと、心が先に限界を迎えてしまいます。
家庭と仕事の板挟みが与える影響
介護の現場に立ちながら、自宅でも介護や家事を担っている人は、本当に多いです。「家庭と仕事の板挟み」は、目に見えないストレスを何層にも積み重ねていきます。
職場では「利用者さんのために」と動き、自宅では「家族のために」と動く。
でも、自分のために動ける時間はどこにもない。それが続くと、感情の逃げ場が完全に失われてしまうんですよね。
私も、仕事終わりに親の通院付き添いが続いていた時期、「このままじゃダメになる」って思った瞬間がありました。
身体は動いてるのに、心が置いていかれる感覚。あれが、静かに壊れていく前触れだったんだと思います。
ほんの少し生活に余裕ができただけで、心まで軽くなりました
家庭も仕事も「自分がいなきゃ回らない」と思ってしまうと、頑張りすぎるのが当たり前になります。でもその“当たり前”こそが、自分の心を傷つける一番の原因です。
だから、どちらも背負いすぎずに「頼れる場所」を持つことが大切。
「自分の人生を守る選択」をすることは、決してわがままなんかじゃないと、私は思っています。
まとめ
介護職は、人のために尽くす尊い仕事です。だからこそ、自分の心が削れていることに気づきにくく、限界まで我慢してしまう人が多いのだと思います。
でも、本当に大切なのは「続けること」よりも、「自分らしくいられる場所を守ること」です。
心が折れそうなとき、あなたが悪いわけじゃありません。環境や構造のせいで、そう感じてしまうだけなんです。
「ちょっと立ち止まってみようかな」――そう思えたあなたには、もう前に進む力があると、私は思います。
自分は、「もう無理かも」って思ってた側の人間です。
でも、ほんの少しやり方を変えて、未経験だったライターの副業を始めたんです。
そこから少しずつ前進することができて、今は“自分の未来に選択肢”が持てるようになりました。
特に文章が得意とかだったわけではないんです!正直たまたま手に取ったのがそれだった。
そしてそれを手放さずに続けただけなんです。最初にやったこと、テンプレにまとめてあります。
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