「手取りじゃ家なんて買えない…」そう感じたこと、ありませんか?僕も現場で働いていた頃、生活だけで精一杯で、マイホームなんて夢の話でした。でも実は、工夫次第で介護士でも家を持つことは可能なんです。

この記事では、年収のリアルや共働きでの工夫、支援制度の使い方など、現役介護士に寄り添った情報をまとめました。

介護士のマイホーム購入は本当に可能?

旦那が介護士だと年収はどのくらい?

旦那さんが介護士だと、年収は地域・勤続年数・勤務先の種類によってかなり幅があります。ざっくり言うと、手取りベースで月15万〜22万円程度の人が多い印象です。賞与や夜勤の有無でも変動します。

僕自身の話をすると、千葉県の特別養護老人ホームで働いていた頃の初任給は手取り14.2万円。夜勤が2回だけだったのもあって、正直生活はギリギリでした。
夜勤の回数を増やしたり、資格を取ってから少しずつ上がりましたが、それでも月の手取りが20万円を超えるのはレアケースでしたね。

「夜勤や責任あるポジションを任されるようになって、ようやく年収300万ちょっと」って人も少なくないです。もちろん、介護福祉士の資格を持っていて、特養や病院勤務でフル夜勤という条件なら年収350〜400万を狙えることもあります。

とはいえ、子どもがいる家庭で住宅ローンを組むには、単独名義では厳しいラインだと思います。

正直、毎月「今月もギリ生きたな…」って感じでした。
生活費を支払ったら、マイホームの頭金どころじゃなかったんですよね。

共働きでマイホームを購入するポイント

介護士家庭でマイホームを目指すなら、共働きは現実的な選択肢のひとつです。収入の柱が2本になるだけで、ローン審査のハードルはぐっと下がります。

ポイントとしては、「世帯収入をいくらにするか」だけでなく、「誰の名義でローンを組むか」「どちらの働き方が安定しているか」も重要です。住宅ローンの審査では、正社員かどうか・勤続年数・勤務先の規模なども見られるので、場合によってはパート勤務の奥さんより、介護士の旦那さんがローンの主契約者になる方が通りやすいこともあります。

ただし注意したいのが、共働きだからといって、無理な返済計画を立てるのは危険だという点。介護職は体力的にも精神的にも不安定になりやすい職業です。もしどちらかが働けなくなったら、一気に家計が崩れる可能性もあります。

僕も副業を始める前は、手取り14万円台で毎月ギリギリの生活でした。
家賃払って、光熱費と食費払ったら、もう貯金なんて夢のまた夢。

なので、マイホームを買うなら「今の年収で無理せず返せる範囲」を基準に考えるべきです。共働きで余裕が出たら、繰り上げ返済やリフォームに回す、くらいの気持ちがちょうどいいと思います。

結婚と住宅購入は両立できる?

はい、両立は可能です。ただし、順番と計画をしっかり立てることが大切になります。結婚とマイホーム購入はどちらも大きなライフイベントなので、勢いだけで進めると後悔につながりやすいです。

現実的には「結婚してから住宅購入を考える」人が多いですが、介護士家庭の場合は結婚後も金銭的余裕がないまま生活が始まることが多いので、頭金がなかったり、貯金がゼロに近い状態で住宅ローンを組もうとする人もいます。

そうなると、結婚後すぐに住宅ローンを組むのはハードルが高いかもしれません。特に、奥さんが育休に入るタイミングや、子どもが生まれる前後のタイミングで無理なローンを組むと、生活が一気に苦しくなる可能性があります。

「将来なんて、考える余裕すらなかったです」っていうのは、僕も現場時代にずっと感じてました。
毎日働いてるのに貯金はできないし、未来のことを話す余裕すらなかったんですよね。

なのでおすすめなのは、結婚と同時期に“いつどこに家を買うか”を話し合っておくこと。子どもの人数や学区、通勤圏などの条件をすり合わせておくだけでも、あとからの衝突は減らせます。

焦らず、ふたりの未来をしっかり描いてから進むこと。それが結果的に一番近道になるんじゃないかなって思います。

介護士のマイホーム実現に必要な収入知識

給料が高い介護事業者の特徴

介護士として高い給料をもらいたいなら、どこで働くかはめちゃくちゃ重要です。正直、「介護施設ならどこでも同じ」って考えは危険ですね。

まず、運営母体が大きな法人や医療法人だと給料が高い傾向があります。社会福祉法人の特別養護老人ホームより、医療法人が運営している有料老人ホームや病院系施設のほうが賞与が出やすい印象です。あと、法人によっては「昇給のルール」が明確で、資格や経験に応じて毎年給料が上がる仕組みになっていたりもします。

次に、都市部より地方都市のほうが、実は基本給が高いこともあります。人手不足が深刻な地域では、給与面でのテコ入れをしている事業者が目立ちます。求人を見ると、地方でも月収25万以上+夜勤手当がついている求人は意外とあるんですよね。

僕が以前いた有料老人ホームでも、介護福祉士を持っている人は夜勤込みで月25万円台の手取りをキープしてる人もいました。ただし、スタッフの入れ替わりが激しい施設は、見た目の給料が良くても働き続けにくいので要注意です。

「資格取ったのに、なんでこんな扱いなんだろ」って本気で思ってました。
だからこそ、待遇が見合う職場を選ぶって大事だなって感じてます。

夜勤や資格で収入は上がる?

夜勤と資格は、収入を増やすための二大要素と言ってもいいです。どちらも「きつい・大変」ってイメージはありますが、それだけに手当や基本給の面でプラスがつきやすいです。

まず夜勤ですが、1回あたりの手当は施設によって違いますが、3,000円〜10,000円くらいが相場。月4回入れば、それだけで1〜4万円の差が出てきます。僕も夜勤に入るようになって、ようやく手取りが14万円を超えてきたくらいでした。

資格に関しては、「初任者研修→実務者研修→介護福祉士」とステップアップするごとに基本給が上がる可能性が高いです。ただし、資格を取っただけで昇給するとは限らず、「資格手当あり」と書かれている施設を選ぶことが大事。

とはいえ、体力的にきつい夜勤を増やし続けるのは限界がありますし、資格を取るにも時間とお金がかかります。だから、これらをうまく活用しながら、副業や転職も視野に入れて全体収入を底上げするのが現実的かなと。

介護士の収入に合わせた住宅購入計画

介護士の収入でマイホームを買うときに一番大切なのは、「背伸びをしすぎないこと」です。住宅ローンは一度組んだら何十年も続くもの。だからこそ、今の収入と将来の見通しを冷静に見て、無理のない予算を立てることが最優先になります。

例えば手取り月収が20万円前後の場合、月のローン返済額は6〜7万円以内に収めるのが安心ラインです。返済比率でいうと、年収の25〜30%以内が理想って言われてますね。

もうひとつ大事なのが、頭金をしっかり準備すること。ゼロ円でも買えるって聞くかもしれませんが、現実的には手数料や引っ越し費用でまとまった出費が必要になります。僕だったら、最低でも100万円以上の貯金を用意してから動くかなと思ってます。

ほんの少し生活に余裕ができただけで、心まで軽くなりました。
だから、家を買うって決める前に、「まずは毎月少しでも貯金できる生活を作る」ことが大事なんじゃないかって思います。

将来のための一歩ではあるけど、生活の質を落としてまで無理するのは本末転倒です。身の丈に合ったマイホーム計画で、じわじわ未来を整えていきましょう。

介護士のマイホーム取得に必要な家計管理

介護士家庭の生活費と家計の実情

介護士家庭の生活費って、正直ギリギリで回してる家庭が多いんじゃないかと思います。特に地方や単身世帯の場合、月の手取りが15万〜18万円程度だと、固定費だけでほとんど消えてしまうんですよね。

僕が特養に勤めてた頃、手取りは14万円台。家賃と光熱費で7万円近く飛んで、残りで食費・交通費・通信費…ってやってたら、もう貯金なんて夢のまた夢でした。

介護士家庭でよくある支出の内訳は、以下のような感じだと思います。

  • 家賃(or住宅ローン):5〜7万円
  • 食費:3〜4万円
  • 光熱費・通信費:1.5〜2万円
  • 日用品・医療費・交際費:1〜2万円
  • 子育て関連費用:1〜3万円(世帯による)

これだけで月に10万以上は軽くかかります。特に子どもがいる家庭や、車が必須な地域では、もっと家計は圧迫されます。
頑張って働いてるのに、生活が苦しいって、ほんとにつらいです。

でも、共働きにしたり、副業を取り入れることで、少しずつ余裕が生まれるようになりました。大事なのは、「節約だけに頼らないこと」と、「家計を見える化すること」。
意外と、家計簿をつけてみると“無駄な固定費”に気づけたりするので、それだけでも精神的にかなり違ってきます。

教育費や老後資金とどう両立する?

介護士家庭が直面するのが、「教育費をかけたい気持ち」と「老後の備えができていない現実」との板挟みです。どっちも大事。でも、どっちかだけってわけにもいかない。ここに悩んでる人、かなり多いんじゃないでしょうか。

僕も実家が裕福なわけじゃなかったので、教育資金は奨学金頼りでした。
だからこそ、子どもにはできるだけ負担をかけたくない。でも、介護士の収入で「塾代も学資保険も…」ってやっていくと、自分たちの老後資金がスカスカになります。

まず意識したいのは、「完璧を目指さないこと」です。教育費も老後資金も、最初から満額を貯めようとすると絶対に破綻します。だから僕は、教育費は“最低限のライン”を貯金して、あとは奨学金や制度を活用する前提で計画を立てるようにしてます。

老後資金については、iDeCoやつみたてNISAみたいな積立制度を少額からでも始めておくのがオススメです。月5,000円でも10年やれば大きな差になります。

同僚の愚痴を聞くだけで1日が終わることもありました。
でも、将来のことを考える時間すらなかった自分に、いまは少し後悔してます。

時間がない中でも、少しずつ先のことに目を向ける。それだけで、将来の不安が“ちょっと減る”気がするんですよね。
教育費も老後も、「今すぐ全額」じゃなくて「長くコツコツ」が現実的な両立の道だと思います。

介護士がマイホームを目指すなら使いたい制度

補助金や住宅支援制度を活用する方法

介護士がマイホームを目指すなら、補助金や支援制度を活用するのは超重要な戦略です。収入に限りがあるぶん、「使えるものは全部使う」くらいの気持ちでちょうどいいと思ってます。

まずチェックしたいのが「すまい給付金」や「住宅ローン減税」といった国の制度。これらは、一定の年収以下(例:510万円以下など)であれば給付金がもらえたり、税金の控除が受けられる仕組みになってます。介護士はこの“年収ライン”に引っかかることが多いので、対象になりやすいんですよね。

他にも、自治体によっては「若年世帯向けの住宅取得支援」や「移住者支援」「子育て世帯向けの助成金」などが用意されていることもあります。市役所や役場のホームページを見ると、けっこう知られてない制度が眠ってたりするので、一度調べてみる価値ありです

僕も当時、地元の支援制度を知らずに家賃補助を逃してたことがあって、ほんと悔しかったです。
「知ってるかどうか」で数十万円変わる世界ですから、リサーチは損じゃないですね。

ただ、制度の多くは「事前申請」が必要です。契約前に動かないとダメなものもあるので、マイホームを検討し始めたら、早めに確認しておくのがポイントです。

地方移住で住宅費を抑える選択肢

「家を買う=都会で」という考えに縛られていると、どうしても予算オーバーになります。そこで選択肢として浮かぶのが、地方移住というライフスタイルの見直しです。

地方なら、都心の1/2〜1/3くらいの価格で土地付きの一戸建てが買えることもあります。実際、千葉県内でも少し郊外に行くだけで、築浅の中古物件が1,000万円以下で売られてることも珍しくないです。

さらに、地方自治体によっては「移住支援金」や「住宅購入補助」が受けられることもあるので、都市部にこだわらない人にとってはかなり現実的な選択です。

ただし、デメリットもあります。職場が少ない・公共交通が弱い・教育環境が限定されるなど、生活の利便性はやや下がることがあるのも事実です。

僕の場合、もともと千葉のやや田舎寄りの地域にいたので、「家賃安いけど職場が遠い」とか、「スーパーが近くにない」っていう不便さは日常でした。
でも、そのぶん貯金ができたり、静かな暮らしが送れたり、いい面もあったんですよね。

生活スタイルをどうしたいかを夫婦でしっかり話し合って、「利便性か、価格重視か」を見極めて選ぶのが大切だと思います。

住宅購入前に試したい節約術

マイホームを買う前にやっておきたいのが、「月にいくら余剰資金が作れるか」のシミュレーションです。要するに、「住宅ローンを組んだ後でも生活できるのか?」を先に体感しておくってことですね。

そのために役立つのが、“先取り貯金”と“ローン返済分の仮支出”です。たとえば、「将来のローンが月6万円になりそう」とわかっているなら、今の家賃+6万円を毎月支払う想定で、その分を先に貯金に回してみる。これで、返済に耐えられる家計かが見えてきます。

あとは固定費の見直しも効果大。特に見落とされがちなのが、スマホ代・サブスク・保険の無駄です。僕は格安SIMに変えただけで、月5,000円以上節約できました。

将来なんて、考える余裕すらなかったです。
でも、「あの頃これやっとけば…」って後悔したくなかったんですよね。

節約っていうとネガティブに感じがちですが、目標がある節約は、ちょっとワクワクできるんですよ。マイホームっていう“自分たちのゴール”があるからこそ、やりがいも大きい。

今の生活を無理なく変えながら、未来のための準備をしていきましょう。ほんの少しずつでも、確実に前に進めるはずです。

介護士のマイホーム実現に向けたキャリア設計

転職で収入アップを目指すには?

介護士として収入を上げたいなら、「転職」はかなり有効な手段のひとつです。今いる施設に不満がなくても、給与水準や昇給制度が整っている職場へ移るだけで年収が数十万円単位で変わることもあります。

特に注目したいのが、医療法人が運営している施設や、福利厚生がしっかりした大手法人。僕がいた小規模な施設では、昇給がほとんどなかったんですが、転職後の有料老人ホームでは基本給が高く、夜勤手当も1回8,000円以上と手厚かったんです。

また、「リーダー職募集」や「経験者優遇」の求人は、未経験者より初任給が高めに設定されていることが多いです。ただし、転職で給料アップを狙う場合でも、焦って選ぶのは危険。ブラックな職場を選んでしまうと、収入は増えても心が削られます。

「資格取ったのに、なんでこんな扱いなんだろ」って思ってた頃の自分に、
「環境が変わるだけで、こんなにも評価されるんだよ」って教えてあげたいですね。

転職サイトやエージェントを活用して、複数の求人を比較するのがベスト。
今の職場に執着せず、“市場価値”を基準に考えることが、収入アップの近道になると思います。

資格取得で年収アップする方法

介護士として年収を上げる方法の中でも、「資格取得」は王道です。特に介護福祉士の取得は、給与アップ・待遇改善の面で最も効果的だと思います。

まず、介護福祉士を取ることで、資格手当(月5,000〜15,000円)や基本給アップが期待できる職場が多いです。さらに、リーダー職や指導者枠へのステップアップにもつながるので、将来的な昇給にも好影響があります。

僕は実務者研修までで退職してしまいましたが、受験資格までは持っていたので、あと少しで介護福祉士も取れたんですよね。正直、受けておけばよかったなって思うこともあります。

夜勤明けにコンビニ弁当が買えなかった日、今でも覚えてます。
そのとき、「あと1万円でも多ければ…」って何度も考えました。

資格取得って、時間もお金もかかるし、現場で働きながらだと大変です。でも、今の働き方に不満があるなら、未来を変える手段のひとつになると思います。

特に「もう少し給料を上げたいけど、転職は不安」って人にとっては、今の職場で評価されるための“攻め方”としての資格取得はアリです。

まとめ

介護士という仕事は、やりがいがある反面、経済的な不安も大きいのが現実です。「マイホームなんて無理…」と感じている人も多いと思いますが、諦める必要はありません。共働きや支援制度の活用、転職や資格取得といった選択肢を少しずつ積み重ねることで、未来は確実に変わっていきます。完璧を目指さなくていい。「自分たちらしい暮らし」を少しずつ形にしていくことが、マイホームへの一番の近道です。

自分は、「もう無理かも」って思ってた側の人間です。
でも、ほんの少しやり方を変えて、
今では元介護士の自分がライターとして月30万円以上を安定して得られるようになりました。
最初にやったこと、全部テンプレにまとめてあります。
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