「デイサービスの仕事、全然覚えられない…」そんなふうに感じていませんか?私も新人時代は毎日が不安で、自信をなくしかけていました。でも、それはあなただけじゃありません。この記事では、つまずきやすい理由や具体的な対処法を、元介護士の私・まるおが丁寧にお伝えします。
デイサービスの仕事が覚えられないと悩んだとき
デイサービスの仕事内容とは?
デイサービスとは、自宅で暮らす高齢者が日帰りで通い、介護や機能訓練、レクリエーションなどのサービスを受けられる介護施設のことです。働くスタッフは、主に「送迎」「入浴介助」「食事介助」「レクの運営」「記録業務」などを担います。
特に送迎は朝と夕方に行われ、車の運転だけでなく、乗降時のサポートも必要になります。入浴や食事の介助は、利用者さん一人ひとりの状態に応じた対応が求められるため、観察力や判断力も重要です。
レクリエーションでは、体操・ゲーム・手作業などを通じて利用者さんの楽しみや機能維持につなげます。盛り上げ役になったり、参加を促したりするコミュニケーション力が活かせる場面です。
また、介護記録の作成や報告など、書類業務も地味に多く、意外とパソコン操作に触れることもあります。体力だけでなく、情報処理力も問われる仕事だと私は感じていました。
初めて働く方は「思っていたよりやることが多い…」と感じるかもしれませんが、チームで支え合いながら進めていく現場なので、一人で抱え込む必要はありません。
未経験者がつまずきやすい理由と対策
未経験でデイサービスに入職すると、最初につまずきやすいのは「やることの多さ」と「利用者対応の難しさ」です。実際、私も最初は一日があっという間に終わるのに、何をしていたか思い出せないほど余裕がありませんでした。
まず、業務内容が多岐にわたるため、全体像が見えづらいことが原因のひとつです。送迎、入浴、レク、記録と、時間ごとにタスクが変わるため、頭の切り替えにも苦労します。さらに利用者さんは一人ひとり性格も状態も違うため、マニュアル通りにはいかないことがほとんどです。
こうした混乱を防ぐには、まず「1日の流れ」を紙に書いて可視化するのが効果的です。私は自分用の「流れメモ」をつくって、常にポケットに入れていました。見通しが立つと、行動に余裕が生まれます。
また、わからないことはすぐ確認するクセをつけましょう。プライドは一旦脇に置いて、聞ける人を味方にすることが成長の近道です。先輩職員も最初は同じように悩んでいたはずですから、質問されて嫌な顔をする人は案外少ないものです。
「覚えられない」はよくある悩み
デイサービスで働き始めてすぐに「仕事が全然覚えられない…」と感じるのは、あなただけではありません。むしろ、多くの人が通る道です。私自身、初めの1~2ヶ月は毎日が反省会でした。
その理由のひとつは、業務が「流れ作業」ではないからです。たとえばレジ打ちのように単純作業を繰り返す職種とは違い、介護の現場では「この人にはこう」「あの人はそれNG」といった個別対応が求められます。そのため、覚えるべき情報が多く、記憶が追いつかないと感じるのは当然です。
また、利用者さんや職員の名前、ルール、送迎ルートなど、暗記すべきことも山ほどあります。最初から全部こなそうとするとパンクしてしまうので、「今日は1つ覚える」で十分です。私は送迎ルートを1日1軒ずつ覚えていくようにしました。
そして忘れてはいけないのが、「覚えるのに時間がかかるのは恥ではない」ということです。人と比べるより、自分のペースで確実に覚えていく方が、結果的に信頼されるスタッフになります。焦らず、でも諦めずに続けること。それが一番の近道だと、経験を通じて実感しています。
デイサービスの仕事が覚えられない人の対処法
ミスを防ぐメモとルーティン化の工夫
仕事を覚えられないと感じているときこそ、「メモ」と「ルーティン」が大きな味方になります。私も現場にいたころ、覚えることが多すぎて頭が混乱していた時期がありました。でも、メモを味方につけたことで、確実に業務が安定していったんです。
まず、メモは「なんでも書く」のがコツです。利用者さんの名前、注意点、送迎ルート、業務の順番など、頭の中で整理できないうちは、どんなに些細なことでもメモに残しておくようにしていました。紙でもスマホでもOKですが、現場ではポケットに入る小さなノートが便利でした。
それと同じくらい大事なのが「ルーティン化」。つまり、毎日の流れを自分なりに決めてしまうことです。たとえば「朝出勤したらまずゴミ袋を交換→次にホワイトボードの予定確認→最後に送迎車の準備」といった具合に、体を自然に動かせる順番を作っておくと、毎回悩まずに済みます。
最初から完璧に覚えようとしなくても大丈夫です。ミスは誰でもしますし、私も何度も送迎先を間違えかけたことがあります。でも、同じミスを繰り返さない工夫を積み重ねていくうちに、少しずつ仕事に慣れていきました。
「覚える力」ではなく「覚え方」に工夫を入れる。これがミスを減らし、自信にもつながっていきますよ。
覚えられない不安を減らす接し方
仕事が覚えられないことで、自信をなくしてしまう人は少なくありません。私自身も「自分は向いてないのかも」と何度も落ち込んだ経験があります。ただ、不安な気持ちは完全に消せなくても、周囲との接し方を工夫することで、心が軽くなることは確かです。
まず意識していたのは、「わからないことはすぐに聞く」姿勢です。「また聞いたら迷惑かな…」と思うかもしれませんが、逆に聞かずに間違える方が現場の負担になります。私は「〇〇さんのことで確認したいんですけど、今お時間ありますか?」のように、相手への配慮を見せながら話しかけていました。
それから、自分ができていることも言葉にして記録すると、不安の軽減につながります。毎日の業務後に「今日は送迎ミスなくできた」「入浴介助で利用者さんに笑顔が見られた」など、小さな成功体験を書き出してみてください。できていないことばかりに目が向くと、心が疲れてしまいます。
そして、人との距離感を少しずつ縮めるのも効果的です。仕事の話だけでなく、「この前のレク楽しかったですね」と雑談を交えられるようになると、職場での安心感が格段に増します。不安は「一人で抱えている」ときに強くなるものです。
覚えられないことを恥じる必要はありません。むしろ、できない中でも前向きに努力している人は、周りからもちゃんと見られています。焦らず、誠実に接すること。それが何よりの信頼につながります。
デイサービスの仕事が覚えられない人のリアルな声
「デイサービス仕事覚えられない知恵袋」に見る悩み
Yahoo!知恵袋などのQ&Aサイトには、「デイサービスの仕事が覚えられません」という投稿がいくつも見られます。私も介護士時代、こっそり検索して読んでいたことがあります。自分と同じように悩んでいる人の声に触れると、「あ、自分だけじゃないんだ」と少しホッとできるんですよね。
多くの投稿に共通していたのは、「業務の流れがつかめない」「利用者さんの名前や対応を覚えきれない」「送迎が不安」「他の職員とうまくいかない」といった悩みでした。特に未経験や年齢が上の方は、「覚えるのが遅くて申し訳ない」と自己否定ぎみな傾向もありました。
これらを見てわかるのは、覚えられないことそのものよりも、「覚えられない自分を責めてしまうこと」がしんどさにつながっている、という点です。実際、私も何度かミスをしたときに落ち込みすぎて、「明日行きたくないな…」と思ったことがありました。
知恵袋のような場で共通する声からも分かるように、デイサービスでの仕事は覚えることが多く、プレッシャーを感じやすい職場環境になりがちです。ただ、同時に「最初はみんなそうだった」「徐々に慣れてきた」という体験談も多く、それが大きな救いになります。
大切なのは、「覚えられない=向いてない」と決めつけないこと。ネット上の声も上手に活用して、自分だけじゃないと知るだけでも気持ちはだいぶ楽になりますよ。
経験者の解決策に学ぶポイント
現場で一定期間働いている経験者たちは、仕事を覚えるためにいくつかの工夫をしてきています。私も実際にいろんな方法を試してきましたが、その中で「これは効果があったな」と思うものを紹介します。
まず多かったのは、「1つずつ覚える」「完璧を目指さない」というスタンスを持つこと。新人のころ、何でも一気に覚えようとして混乱しがちですが、優先順位をつけて「今日はこの作業だけ確実にやる」と決めた方が、むしろ覚えが早いんです。たとえば私は、最初の1週間は「送迎ルート」と「名前」を重点的に覚えることに集中していました。
次に、「信頼できる先輩を見つける」こと。これは地味に大事です。なんでも相談できる先輩が1人でもいると、精神的な安心感が段違いです。私は相談しやすいパートさんと仲良くなって、こっそり自分のメモを見せて添削してもらっていました。
また、「言語化して覚える」も意外と有効です。頭の中だけで記憶するのではなく、「〇〇さんは車イス移乗のとき右側が動きやすい」と声に出して整理すると、記憶に残りやすくなります。チーム内で情報共有する際にも役立つので、一石二鳥です。
こうした経験者の工夫に共通しているのは、「焦らず、でも確実にステップを踏む」こと。仕事に慣れている人ほど、最初の壁をどう乗り越えたかを覚えていて、その道筋を自分なりに見つけているんですよね。
もし今、「うまくできない…」と悩んでいたら、経験者のやり方をちょっと真似してみるのも手です。完全コピーじゃなくてOK。自分に合う形にアレンジしながら、無理なく覚えていければ、それが一番いいと思います。
デイサービスの仕事が覚えられないのは向いていないから?
デイサービスに向いていない人の特徴
デイサービスは、利用者さんとの距離が近く、臨機応変な対応が多い現場です。そのため、向いていない人の特徴を知っておくと、自分の適性を見極めるヒントになります。私が現場で感じていたのは、まず「人との関わりを避けがちな人」は苦労しやすいということです。デイサービスでは送迎・入浴・レクリエーションなど、利用者さんと接する時間がほとんどを占めます。最低限のコミュニケーションを取らないと、仕事が進めにくくなります。
また、時間管理が極端に苦手な人もつまずきやすい傾向があります。デイサービスは「送迎の時間」「入浴の順番」「レクの開始時間」など、タイムスケジュールが細かく決まっているため、1つの遅れが全体に響くことがあります。私自身、最初は時間に追われて慌てることが多く、そこを克服するまで苦労しました。
さらに、変化を嫌いすぎる人もストレスを感じやすいです。利用者さんの体調や機嫌によって予定が変わることは日常茶飯事なので、決められたことだけを淡々とこなしたいタイプの人には負担が大きくなりがちです。ただし、これらの特徴があるからといって絶対に向いていないわけではありません。工夫や慣れで補える部分も多く、実際に私も「人見知り」でしたが、現場に出てから徐々に克服していきました。
介護職に向いていない人の共通点
介護職全体に目を向けると、向いていない人の共通点はいくつかあります。まず、相手の立場に立って物事を考えるのが極端に苦手な人は、現場で戸惑いやすいです。介護の仕事は、相手の状態や気持ちを想像しながら行動することが多いため、自分本位な対応になってしまうとトラブルが起きやすくなります。
次に、「感情のコントロールが難しい人」も注意が必要です。介護現場では思い通りにいかないことや予想外の出来事が頻発します。感情をそのまま表に出してしまうと、利用者さんや同僚との信頼関係が崩れかねません。私も新人時代にイライラを隠せず失敗した経験があり、それが大きな反省材料になりました。
また、体力や健康面に不安が強い人も慎重に考える必要があります。介護はデスクワークとは違い、立ちっぱなし・移動・入浴介助など、体を使う場面が多い仕事です。体力が全くない人でも働けないわけではありませんが、無理を続けると私のように心身ともに限界を感じてしまうことがあります。
これらの共通点を理解しておくことは、自分を責めるためではなく「どこを補えばいいか」を見つけるために役立ちます。苦手な部分があっても、工夫やサポートでカバーできることは多く、私自身も試行錯誤しながら乗り越えてきました。向いている・いないを白黒で決めるのではなく、働き方や環境との相性を見極めることが大切です。
覚えられない壁を越えて前向きに働くには
デイサービス送迎の覚え方とコツ
デイサービスの送迎業務は、利用者さんの命を預かる大切な仕事です。ルートや順番を間違えないことが求められるため、最初はプレッシャーが大きく感じるかもしれません。私も新人時代、道順が頭に入らず焦った経験があります。
覚えやすくするためには、まず「地図と実際の道」を何度も照らし合わせることが基本です。出勤前や休憩中にGoogleマップなどでルートを確認し、頭の中でシミュレーションしていました。また、利用者さんの名前と住所を一緒にメモにしておくと、顔とルートが自然にリンクして覚えられます。
さらに、同じ道順を何度も「声に出しながら」確認するのも効果的です。「〇〇さんの家の次は〇〇さん」と口にしながら運転すると、記憶に残りやすくなります。慣れるまでは焦らず、1日1軒ずつでも確実に覚えていけばOKです。
デイサービス送迎のストレス軽減法
送迎業務で感じるストレスは、道順だけでなく「時間の制約」や「利用者さんへの対応」からも生まれます。特に新人時代は「遅れたらどうしよう」という不安が大きいものです。私も何度も時計を見ながら運転していました。
ストレスを減らすために有効だったのは、「5分前行動」を徹底することです。朝の準備や車両点検を余裕を持って終わらせておくと、多少のハプニングにも対応できます。また、利用者さんへの声かけを一定のパターンにしておくと、その場で迷うことが減ります。たとえば「おはようございます。シートベルトを締めますね」など、決まり文句を作っておくとスムーズです。
さらに、送迎中の小さなミスを一人で抱え込まず、先輩に相談してフィードバックをもらうことも大切です。私は毎回「ここで詰まったんですが、コツはありますか?」と聞くようにして、先輩の経験談を吸収していました。
デイサービスの仕事が楽しいと感じる瞬間
介護の現場は大変なことが多いですが、それ以上に「やっていて良かった」と感じる瞬間があります。私が一番うれしかったのは、利用者さんから笑顔で「ありがとう」と言われる時でした。これはどんなに疲れていても、気持ちが一瞬で軽くなる魔法のような言葉です。
また、レクリエーションや体操の時間に利用者さんが楽しそうに参加してくれている姿を見るのも、大きなやりがいです。自分の声かけや準備がきっかけで、笑顔が増えたり動作がスムーズになったりするのを見ると、「この仕事をやっていて良かった」と実感できます。
さらに、同僚と協力してうまく回せた日や、前はできなかった業務が自然にできるようになった時にも、小さな達成感を覚えます。日々の積み重ねが自分の成長にもつながる、それがデイサービスの仕事の魅力です。
デイサービス職員としての心構え
デイサービスで働くうえで大切なのは、スキルや資格だけではなく「心構え」です。私が3年間現場で感じたのは、「完璧を求めすぎないこと」と「チームで支える姿勢を持つこと」が一番のポイントでした。
介護の現場は、思い通りにいかないことが日常的に起きます。利用者さんの体調や気分、職員の配置などによって、予定通りに進まないことも多いです。そのときに「なんでうまくいかないんだ」と自分や周囲を責めるのではなく、「次はどう動けばいいか」に意識を切り替える柔軟さが必要です。
また、自分一人で全部やろうとせず、困ったときは周りに相談する勇気も大切です。私は新人時代、弱みを見せるのが怖くて無理をしてしまい、心身をすり減らした経験があります。そこから学んだのは、介護の仕事は「助け合ってこそ回る」ということでした。
最後に、利用者さん一人ひとりに向き合う気持ちを忘れないこと。業務に追われているとつい作業的になりがちですが、目の前の人の生活を支えているという意識を持つだけで、働く自分自身の満足感も変わってきます。これが私が大切にしてきた心構えです。
まとめ
デイサービスの仕事は、覚えることも多く、最初は誰でも不安を感じるものです。「向いてないのかも」「自分だけができない気がする」と思い詰める必要はありません。工夫やサポートを取り入れながら、自分のペースで成長すれば大丈夫。むしろ、つまずいた経験がある人のほうが、相手の気持ちに寄り添える介護士になれます。覚えられない今が、次のステップの入り口かもしれません。今の悩みも、将来きっと誰かの力になります。
自分は、「もう無理かも」って思ってた側の人間です。
でも、ほんの少しやり方を変えて、
今では元介護士の自分がライターとして月30万円以上を安定して得られるようになりました。
最初にやったこと、全部テンプレにまとめてあります。
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