「デイサービスの仕事、自分に向いてないかも…」そんなふうに感じていませんか?実は、私も介護現場で同じ悩みを抱えていた一人です。周りに相談できずモヤモヤする日々を過ごしていました。この記事では、向いていないと感じる理由や特徴、今後の選択肢について、元介護士の視点でわかりやすくお伝えします。
デイサービスに向いていない人の特徴とは
介護職に向いていない人の共通点
私が現場で働いていた頃、「この人ちょっと無理してるな…」と感じる同僚が何人かいました。全員がそうではないですが、介護職に向いていない人にはいくつか共通する特徴があります。
まず、感情のコントロールが苦手な人は、かなり苦労しがちです。介護現場は理想通りにいかないことの連続です。認知症の方の対応でうまくいかないこともあるし、こちらの思いが伝わらないこともあります。そんな時にすぐイライラしてしまう人は、心身の消耗が激しくなってしまいます。
次に、人の立場に立って考えるのが苦手な人も、介護現場では孤立しやすいです。介護はただのお世話ではなく、その人の尊厳を大切にする仕事。自分のやり方を押し付けてしまうタイプの人は、利用者さんとの関係もスタッフ間の連携もぎくしゃくしてしまいます。
さらに、体力や健康に自信がない人も注意が必要です。介護は体力勝負の部分も多く、特に夜勤が入るとリズムも乱れがち。私も現場にいた頃は、毎日腰に湿布貼って出勤してました…。
もちろん、今あてはまったからといって完全に「向いていない」と決めつける必要はありません。ただ、こういった特性があると長く続けるのが難しくなる可能性が高いのも事実。だからこそ、自分の性格や考え方を見つめ直して「無理せず働ける環境」を探すことが、心身を守るうえでも大切だと思っています。
デイサービスで仕事が合わないと感じる理由
デイサービスで働いていると、「あれ、自分この仕事合ってないかも…」と感じる瞬間があります。私自身は特養と有料老人ホームでの勤務経験が中心でしたが、デイサービス現場の話は同僚やライター取材の中でよく耳にしてきました。
まずよくあるのが、レクリエーションが苦手な人のつまずきです。デイではレクが毎日の中心業務のひとつで、利用者さんを楽しませる役割が求められます。人前で話すのが苦手な人や、テンションを上げて場を盛り上げるのがしんどい人にとっては、毎日が試練になってしまうこともあります。
また、「介護っぽさ」を求めていた人がギャップを感じるパターンもあります。たとえば、「入浴介助や排泄介助をしっかりやりたい」「医療的ケアも学びたい」という志向の人にとって、デイの業務は物足りなさを感じることも多いです。実際、デイでは利用者さんが元気なケースも多く、介護というより“接客寄り”の時間が長くなることがあります。
さらに、時間に追われるのが苦手な人も注意が必要です。送迎、レク、食事、入浴…すべてがタイムスケジュールで進行します。予定どおりに進まないと職員同士の連携にストレスがかかるため、時間管理が求められる職場なんです。
こういった部分に「しんどいな」と感じることが増えてくると、「この仕事、自分には合ってないかも」と思ってしまいます。無理をして続けるのではなく、自分の得意・不得意を整理して、別の介護施設や働き方に視野を広げることも、長く介護業界で働くための選択肢だと思います。
デイサービスが向いていない人が感じる悩み
仕事のストレスを感じやすいタイプとは
私が介護士として現場で働いていた頃、同じ環境でもストレスを強く感じる人と、うまく切り替えられる人がいました。デイサービスに限らず介護職全体に言えることですが、ストレスを感じやすいタイプにはいくつか特徴があります。
まず、完璧主義で自分に厳しい人です。介護現場では突発的な出来事が多く、計画通りに進まないのが当たり前です。予定を崩されることが苦手だったり、「ミスしてはいけない」と常に自分を追い詰めてしまう人は、どんどん疲弊していきます。
次に、人に頼るのが苦手な人もストレスを溜めがちです。介護はチームで動く仕事なのに、全部自分で抱え込もうとすると、心身ともにパンクしやすくなります。私も新人時代は相談するのが怖くて、一人で抱え込んでしまい、結局体調を崩した経験があります。
さらに、環境の変化に敏感な人も要注意です。利用者さんの体調や感情は日々変わりますし、スタッフの配置も頻繁に変わることがあります。変化に柔軟に対応できないと、些細なことがストレスになってしまうのです。
こういったタイプにあてはまる人は、働き方や職場選びを工夫することが大切です。デイサービス以外にも負担が少ない職場はありますし、無理をせず相談・工夫することで長く働ける可能性が広がります。
業務が覚えられないと悩むケース
介護の現場に入ってまず多くの人がぶつかるのが、「覚えることが多すぎる」という壁です。デイサービスでは送迎やレクリエーション、食事・入浴介助、記録業務など、ひとつのシフトの中でさまざまな仕事をこなさなければなりません。
特に、同時進行で複数のことを処理するのが苦手な人は、最初のうちは混乱しやすいです。「あれもこれも」と頭の中で抱えてしまい、結果的にどれも中途半端になってしまうこともあります。
また、マニュアル通りにいかない現場が多いことも、覚えにくさにつながります。利用者さんごとに声かけの仕方や介助方法が違うため、「昨日と同じ対応が通用しない」ということが日常的に起こるのです。私自身も新人時代、記録や送迎ルートなど細かいところで何度もつまずきました。
このような悩みを持つ人は、先輩に具体的なコツを聞いたり、メモを取って繰り返し確認することで少しずつ慣れていけます。最初から完璧にこなそうとせず、「段階的に覚える」ことを意識するだけでも負担が減ります。
やめとけと言われる実情とは?
「デイサービスの仕事って大変だからやめとけ」と聞いたことがある人は多いと思います。私もライターとして現役介護士さんに話を聞く中で、この言葉は何度も耳にしてきました。
その背景には、仕事内容とイメージのギャップがあります。デイサービスは「楽そう」「現場よりも軽い仕事」という印象を持たれがちですが、実際には送迎・レク・記録・介助など多くの業務を同時に回さなければなりません。時間管理やコミュニケーション能力も求められ、思った以上にハードだという声も多いです。
また、待遇面の不満も「やめとけ」と言われる理由のひとつです。介護職全体にいえることですが、給料が低い・人手不足で忙しい・休みが取りづらいといった問題が根強く残っています。現場を経験した人が、同じ苦労をしてほしくないという気持ちからこの言葉を使うこともあります。
ただし、これはすべてのデイサービスに当てはまるわけではありません。職場の雰囲気や体制、上司・同僚との相性によって働きやすさは大きく変わります。「やめとけ」という声を鵜呑みにするよりも、自分の性格や希望条件に合うかどうかを冷静に見極めることが大切です。私も現場で悩んでいた頃、「職場を変えるだけで働きやすくなった」という同僚を何人も見てきました。
デイサービスに向いていない人が辞めるまで
たった1日で辞めたケースもある?
はい、実際に「たった1日」で辞めてしまった人、私の周りにもいました。決して珍しいことではありません。特にデイサービスは、求人情報から受ける印象と、実際の業務とのギャップが大きい職場でもあります。
よくあるのが、「利用者さんとおしゃべりしながら、のんびり介護できる」と思って入職した方が、現場の慌ただしさに驚いてしまうケースです。送迎業務のプレッシャーや、初日からこなさなければならないレクリエーションの準備など、「えっ、こんなことまでやるの?」と戸惑ってしまうんですよね。
また、職場の空気に圧倒されてしまうパターンもあります。新しいスタッフに対してフォロー体制が弱かったり、「見て覚えてね」的な文化が残っている職場では、孤立感を強く感じてしまうことがあります。初日の帰りに「もう行きたくない」と感じる気持ち、すごくよく分かります。
辞めた人を責めるのは簡単ですが、そもそも現場に十分な受け入れ体制がないことも多く、「向いてない」以前に「無理な環境」だったということもあります。
もしこれを読んでいる方が、「自分もすぐ辞めそう…」と不安になっているなら、まずは誰かに相談してください。自分だけの問題じゃないこと、私も含めて多くの人が同じような壁にぶつかっていることを知るだけでも、少し気持ちが軽くなると思います。
デイサービスの離職率は高いのか?
デイサービスに限らず、介護業界全体で見ても離職率は高めです。厚生労働省のデータによると、介護職の離職率はおおよそ15〜17%前後とされていて、これは全産業平均と比べても高い水準です。
特にデイサービスでは、レクリエーションや送迎など、身体介護以外の業務も多く、職員に求められるスキルの幅が広いのが特徴です。そのため、「思っていたより難しい」「自分には合わない」と感じて、早期退職につながってしまう人も少なくありません。
また、職場ごとの差も大きいです。人員配置がギリギリで常にバタバタしていたり、上司との関係性が悪かったりすると、精神的な負担がかかりやすくなります。私が現場にいた頃も、「人手不足なのに毎日定時退勤とか無理でしょ…」と感じていた同僚は何人もいました。
ただ、すべてのデイサービスがそうではありません。しっかり新人フォローがあったり、和気あいあいとした雰囲気で働ける職場もあります。実際、私が取材したある施設では、勤続10年以上のスタッフが半数以上という話もありました。
離職率という数字だけにとらわれず、「なぜ辞めた人が多いのか」「どんなサポート体制があるのか」といった背景までチェックすることが、職場選びで後悔しないポイントです。転職前に現場見学をお願いするのも、意外と大きな判断材料になりますよ。
デイサービスに向いていないと感じた人の進路
デイサービスに向いている人の性格と特徴
私が介護士として働いてきた中で、「この人はデイサービスが合っているな」と感じる職員には共通する特徴がありました。まず挙げたいのは、明るく人と接することが好きな人です。デイサービスは、利用者さんが一日の多くを過ごす“交流の場”でもあります。レクリエーションや会話など、利用者さんとのコミュニケーションが中心になるため、人と関わること自体が苦にならない性格の人が向いています。
次に、臨機応変に対応できる柔軟さを持った人です。利用者さんは日によって体調や気分が変わりますし、送迎の遅れや急な変更など、予定が崩れることもしばしばあります。そのたびに「どうしよう」と立ち止まるのではなく、「じゃあこうしよう」と切り替えられる人は、現場でも頼られる存在になりやすいです。
さらに、チームワークを大切にできる人も強いです。デイサービスはスタッフ同士の連携で成り立っています。「自分だけが頑張る」よりも「助け合って乗り切る」ことを自然にできる人は、長く続けやすい傾向にあります。
こういった性格や特徴に自分が当てはまるかどうかを意識してみることで、自分がどんな環境で働くのが向いているかが見えてきます。私自身も特養時代に、「自分は一対一の介助が好きか、集団の中で動く方が好きか」を考えることで、仕事選びの軸がはっきりしました。
他の介護職との違いと選び直しのポイント
デイサービスと他の介護施設(特別養護老人ホームや有料老人ホームなど)には、業務内容や働き方に明確な違いがあります。これを理解することは、自分に合う職場を見つける上でとても大切です。
例えば、身体介助の比率が大きく異なります。特養や有料では、入浴・排泄・食事など身体介助が中心ですが、デイサービスではレクリエーションや送迎など、生活支援やコミュニケーション業務が大きな割合を占めます。そのため、体力的な負担よりも「場を盛り上げる」「会話でサポートする」といったスキルが求められる傾向にあります。
また、勤務時間やシフトにも違いがあります。デイサービスは日勤のみの勤務が多く、夜勤がない分、生活リズムを整えやすいというメリットがあります。一方で、朝早い送迎や時間管理の厳しさ、利用者さんを一度に多く見ることへのプレッシャーなど、独特の大変さもあります。
選び直しのポイントとしては、自分の得意・不得意を整理することです。たとえば「身体介助より人との会話が好き」ならデイサービスが向いていますし、「一人ひとりにじっくり関わりたい」なら特養や有料の方が合うかもしれません。私自身も、介護現場で働きながら副業ライターを始めて、「自分のペースで動ける仕事の方が続けやすい」と気づき、働き方を見直しました。
施設の違いを知った上で、自分に合う環境を選ぶことは、心身を守りながら介護の仕事を続けるための第一歩です。焦らず、見学や面談で雰囲気を確かめることもおすすめです。
デイサービス勤務で知っておきたいデメリット
デイサービスで働く上でのデメリットとは
デイサービスは「夜勤なし」「身体的な介助が少ない」といったイメージから、介護職の中でも比較的“楽そう”と思われがちですが、実際に働いてみると見えてくるデメリットもあります。私も現場経験者として、メリットばかりでは語れない部分を伝えておきたいと思います。
まず感じやすいのが、マルチタスクの多さによる負担です。送迎、バイタル測定、入浴、レク、記録…と、限られた時間の中で複数の業務を回す必要があります。特に午前中は、利用者さんが一斉に来所するタイミングなのでバタバタです。休憩も「取っていいよ」と言われつつ、実際にはタイミングがなくて取れない…なんてこともありました。
次に、レクリエーションのプレッシャーを挙げるスタッフも多いです。人前で話すのが苦手な人にとっては、レク進行やゲームの盛り上げがストレスになります。「みんな楽しくやってね」と言われても、内心は「そんなキャラじゃないのに…」と悩んでしまうんですよね。私もレク担当の日は、前日からネタに悩んでいました。
また、体力的に“楽すぎて逆につらい”という声もあります。重度介助が少ない分、動きが少なくて眠気を感じたり、「もっと介護らしい仕事がしたい」とモヤモヤする人もいます。実際に「やりがいを感じづらい」という理由で施設系に戻る人もいました。
さらに、給料がそこまで高くないという現実もあります。夜勤手当がない分、月収で見れば特養や有料より低いケースも多く、生活とのバランスを取るのが難しいという声もよく聞きます。私の介護時代も、夜勤でやっと手取り16万円台だったので、「日勤だけじゃ食っていけないな」と感じて副業を始めました。
デイサービスが合うかどうかは、働き方や価値観によって変わります。「やりたいこと」と「現実の業務」にギャップがあると、続けるのが苦しくなるので、事前にしっかり情報を集めて、自分に合っているか見極めることが大切です。無理に合わせるのではなく、「ここなら長く働けそう」と思える環境を探してほしいなと思います。
まとめ
デイサービスの仕事には向き・不向きがあるのは当然です。自分に合わないと感じた時、それを「逃げ」と捉える必要はありません。むしろ、早めに気づけたことは大きな一歩です。向いていない環境で無理を続けるより、自分の特性を活かせる場所で働くほうが、心も身体もラクになります。大事なのは「頑張る場所を間違えないこと」。介護の経験は、転職や副業など新しい道にも必ず活きます。私自身もそうでした。
自分は、「もう無理かも」って思ってた側の人間です。
でも、ほんの少しやり方を変えて、
今では元介護士の自分がライターとして月30万円以上を安定して得られるようになりました。
最初にやったこと、全部テンプレにまとめてあります。
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